●Reverseする躍動が気持いい「River Rites」、かっちりした構図が閃光と爆音で鮮烈に切り替わる「12 Explosion」、音の粒子がスクリーンを飛び交う「VEXED」という牧野貴セレクション3本。なかなかおもしろかった。

●「Generator」はバウスのPAと相性抜群で、すごく良い感じに。身体が共振して、奥底にある記憶が刺激される。郷愁というか、サウダーヂというか、遠い未来が蘇ってくるようで。陶然としつつ覚醒するような心地。

●牧野セレクション「River Rites」穏やかな日常を逆にしてみた。すると、躍動感が増してさらにエネルギーに満ち溢れる!音楽が入ってからは、まるで音に動かされているかのよう!その音は、日常から作られた音。この作品は自分の中で、日常→非日常→日常と一周しました。おもろ!

●牧野セレクション「VEXED」これは気持ちいい!ずっとみていられる。音が、じわーっと体に染みてくる。体中があの映像とあの爆音で埋め尽くされる。まさに体感。通して見れなかった分、どんな物語があるのかすごく気になる。

●牧野貴「Generator」やっぱり生きてるみたいだ。この生きものが、劇場を包み込む。その中にいる私たちもまた、生きている。絶えず動く。感じる映画だなあ。好きだ。

●牧野貴さん「Generator」映像と音楽だけで“映画”って、どういうことだろう?という疑問が吹っ飛んだ。牧野さんのいう通り、一度みればわかります。まるで生きているみたいで、みていてすごくワクワクした。牧野さんの映像とジムさんの音楽、生命を感じる映画

●本日の爆音調整、こまかい映像のノイズを取り除くのに色んな出力の方法だったりを試していました。たぶん。 後ろの席からは違いが全然わからない程のノイズ。音もかっこよくて。最後にはノイズもほとんど消えたようで。こだわりがホントすごいです、お疲れ様です!

●爆音映画祭の牧野貴プロの調整にお邪魔する(本番7/3)。パソコンから、あのスクリーンに、あれだけのクオリティ。ちょっと興奮。フィルムであれデジタルであれ、その環境をどこまで刈り込んでいって最適なものにしていくか。その探求する姿勢というか、欲望の有無、貪欲さが一番の問題だと再認識。

牧野作品は、何度見ても簡単には言葉にできない広がりと密度を持って、でも限りない親密さで身体に侵入してくる。生まれていなかった頃の記憶をこんなにいとも簡単に呼び起こされていいものかと思うくらい、気がつくと自分の両親や祖父母の記憶が立ち上がる。自分の潜在力を呼び起こされるのだ。 とはいえ、今回の上映の、テクニカルな問題も再び持ち上がる。ひとつひとつじっくりと対応していくしか無い。 by 樋口
●まじで、なんか複雑な感動もらった 笑い泣きながら切ない感じ アンストッパブルはまじで爆音でみた方がいいって! てか終わったあと2時回ってないと、今夜早いなって思うのどうなの笑

●改めて今夜の爆音調整、アンストッパブル。 殿堂入りとはこういうことなのですね。前半は列車の轟にどきどきしながら、段々プロ意識だとか信頼というものに身を乗り出して見てしまいました。これ、絶対普通の上演だったら物足りないと思う!もうなんかよくわかんないけど、笑い泣きしてしまいました!

●「アンストッパブル」。事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ。ひとまず、そんな啖呵を切りたくなる。しかし、現場=爆音VS会議室=静寂という対立は、現場の爆音の残響が会議室の静寂を侵すことにより、なし崩し的に溶解する。こうして、世界がまるごとひとつの事件現場と化す。

●通信技術による(ディス)コミュニケーションというトニスコ的な主題がうまく効いている。トニスコはこの主題が決まるか決まらないかで映画のデキがずいぶん違ってくると思う。どうしても「ドミノ」が好きになれないのは、そこに原因があると睨んでいる。

●真夜中に自転車で青梅街道と新青梅街道と富士街道を越えながら、ずっとアンストッパブルの素晴らしさを讃えていた。人がいないのをいいことに、『いやあ、素晴らしいね』『これぞ爆音映画やー』と大きな声で独り言を言う始末!爆音アンストッパブル、私の推しメンです!!!

●で、やっぱり爆音『アンストッパブル』ほんと最高!みんなでロザリオ・ドーソンとNooooo!と、デンゼル・ワシントンとYeaaah!と、叫びましょう。そして最後は全員でガッツポーズをして、映画祭のオープニングとしましょう。いいですね!

アンストッパブル中。何度見ても血がたぎる。 アンストッパブル、今こそ見て欲しい。どうせお前ら会社の利益のために止めららないなら俺たちが止めてやるよ。誰が世界を動かしてるのか見せてやる。という映画です。29日、劇場デモへの参加よろしくお願いします。泣きながらガッツポーズを皆で。 by 樋口
●『怪猫 呪いの沼』の爆音調整に立ち会ってきたした。これ、凄いわ! 富田勲の不協和音が鳴り響く中、大暴れする化け猫! 贅沢の映画です。みんなもスクリーンで見よう!

●バウスにて『怪猫 呪いの沼』爆音調整へ。異端にして正統と呼ぶに相応しい怪談映画。富田勲の爆音テルミンとプリミティブな血しぶき描写。ついでに猫が過剰なまでに可愛い。猫好きも大満足な名作。

●爆音調整「怪猫 呪いの沼」 シロクロ×モノラル×ホラー 途中、白黒の世界のはずなのに、これは真っ赤な血だ!うわあ!ってなったとこがあってびっくり。あと猫の目の中で展開されるシーンが印象的。に゛ゃー!シャーッ!ホラーの爆音ってなにがすごいって静寂から一気にずばずばくるとこなんよね!

爆音調整『怪描呪いの沼』。60年代の制作なので音声はモノラル。台詞も環境音も音楽も全部一緒に出てくるのだが、その全部一緒感が圧倒的に「怖さ」を高めている。何か本当にその場にある目に見えないものが塊になって襲ってくるのだ。これは怖い。 by 樋口
●爆音調整「仁義なき戦い 広島死闘篇」チャンバラごっこ。これが暴れてるだけで全然格好よくない 。喧騒が爆音でがんがんくる。でも、ずっとみて見たかった映画だったのでやけにすっきり!そして、芽衣子さん美人!芽衣子さん泣くシーンの音が壮絶で、女ってこう泣くんだよなあってやけに納得!笑

●『仁義なき闘い 広島死闘篇』はヤクザ映画が作られにくくなった今こそ爆音見られるべき作品だと思う。狂騒的というしかない凄まじい音響とクライマックスの北大路欣也の空っぽな瞳。

爆音調整『仁義なき戦い広島死闘篇』。音は良くない。GWのときに広島・横川シネマでやったら良かったかもしれないと思われる、ガレージ爆音。台詞も聴き取り難いがこれは元々そうなのだ。よくわからないモヤモヤとした何かが、空気を埋めて閉塞感が増していく。爽快感限りなくゼロ。爆音に埋もれる。 (つづき)その閉塞感の中で最後、梶芽衣子が漏らすうめきのような声が、胸に刺さる。梶芽衣子と言えば『さそり』でしかなかった私の青春が、この映画によって一気に葬り去られた。何度もこの映画は見たはずなのに、こんな梶芽衣子を見逃していたとは・・・。 (つづき)しかし深作欣二は今見ると、アクションの人というよりアップの人と言いたくなるくらい、アップでとらえた人物たちの顔に目を奪われた。それに比べるとアクションは、どこかまだ人間的だと思う。タランティーノがこのアクションを真似しなかったのは、タランティーノの見識でもあるのだろう。 by 樋口
それから7月2日の公開boidチャンネルですが、ご来場の方には豪華プレゼントが用意されています。その日のゲストは、牧野貴、相澤虎之助、瀬田なつき(予定)という今回の映画祭で新作を発表する3人の監督たち。それぞれに秘蔵映像を持ってきてもらい、上映しながらのトーク。 瀬田さんは「5 windows」の劇場用爆音ヴァージョン製作途中のため、あくまでも予定、です。いずれにしてもそれぞれの監督たちの話と思わぬ映像の上映で送る90分ほど。で、配信終了後には、来場者の方だけのお楽しみ映像の上映を予定しています。80年代boidパンク映像!です。 7月2日の爆音映画祭バウス2での公開boidチャンネルの配信終了後に、会場のみで上映される80年代パンクboid映像ですが、詳細は当日。今見ると呆れるようなパンクな風景が映っています。当初、この日は無料での公開を考えていたのですが、有料となってしまったための大サーヴィスです。 by 樋口
●爆音調整「革命少女ウテナ」こんな展開ありですか、車って。。想像を超えた。とにかく、力と勢いのある映画だなと。彼女たちがこれから作っていく道が気になる。気になってしまった。

ウテナ、爆音調整終了。私のように、あれこれやってはすべて台無しにしたがるような人間にとっては、もの凄くフィットするアニメでした。デーモンラヴァーのオリヴィエ・アサイヤスに見せたら何と言うだろうか。エンディングと挿入曲は浜崎あゆみ、安室奈美恵希望。 by 樋口
●昨日のNINIFUNI 観てから、ももクロの歌が頭から離れられない。なんだこの中毒性。

●爆音調整「NINIFUNI」冒頭から続く、車やトラックの走行音が不安感を煽る。(爆音仕様なのでほんとこわい!)そして、ももクロから発せられる眩しい何かに違和感を感じる。密閉された車の中からももクロを聞いて、どんよりと落ちる。まさかこんなことになるだなんて。。。やられた、すごい。。

●「NINIFUNI」は、ももクロのアイドル映画のみならず、宮崎将くんのアイドル映画。あの物憂い眼差し、いいよね。将くんとももクロが唯一同じフレームに映る奇跡のショットに涙。爆音でかかるももクロの歌、調整手こずってました。

NINIFUNI爆音調整終了。車の走行音、何ともいい感じに。波の音も素晴らしい。で、次はテトロのはずだったのが、送られてきた予備のディスクさえ読み込まないという事態に。結局ダメで、急遽ウテナ。爆音ボランティアたち色めき立ってます。 by 樋口
●『精神の声』後半の音調整終了。うーん、一撃を食らった。まだ戻ってこれない感じだ。後半、ついに戦闘が始まるが急に終わり、それを引きずった兵士たちの時間が延々と流れる。その間延びの中に、ただならない重苦しさと狂気を感じる。でも明らかに画と音と編集がヘンだ。頭がくらくらする、、最高だ!

●爆音調整はソクーロフ「精神の声」でした!なんと 5時間半の映画!今回は第三部まで!見る方も大変ですが、撮る方も撮る方っ笑 私にとっては初めての映画体験だったかも 台詞少なめ、そこから撮るか!という映像、面白い場面ありで、こんな映画があるのだ!!!と目が点ですノ

●ソクーロフ「精神の声」 言葉が少ない分、映像や音に自然と集中していた。にも関わらず、気づけば景色が徐々に変わっている。まるでソクーロフマジック。動きが少ないが、爆音なので些細な音に気づける。ドンパチする戦場ではない戦場の音が聞こえてくる。ソクーロフの常在戦場日記

●爆音調整、ソクーロフ「精神の声」 チラシ作りの打ち合わせで作品の説明を聞いた時から、一番楽しみにしていました。だって、5時間半!今日は3部まで。気合いを入れて臨んだせいもあってか、笑っていいのか戸惑う場面が多々ありました。素直に笑おうと思います。そう、それが私のこころの声。

ソクーロフ爆音調整の終わりとともにバウスが揺れた。しかしそれ以上に「精神の声」は刺激的であった。自信を遥かにしのぐ狂った映画。でも、爆音ボランティアの皆様が全員欠席であった。私の一推しなのに、、、寂しい。でもホントに、こういう映画を上映出来るなら、音調整の苦労は何でもない。 「精神の声」後半は、視覚的に狂った遠近感を環境音がジワジワと増幅させ混乱させる。「爆音」はほとんど無いが、その増幅された遠近感が脳の中で爆音に変わる。視覚と聴覚との大響宴が、見ている人たちそれぞれの脳内で起こり劇場中に共鳴する。そんな感じ。

爆音「精神の声」。本日は3部まで。そこまででも、もう、凄過ぎる一大スペクタクル、エンタテインメント!面白すぎ。今年の爆音映画祭はこれだけで十分すぎるくらい。爆笑と驚異と悦楽と悲哀が、渦を巻きながら一気にやって来る。スターウォーズでもあり未知との遭遇でもありタイタニックでもある。 とりあえず、地方の方。どの日に爆音見に行こうかと迷っていたら、迷わず「精神の声」の日を選んでください。日常のあれこれで時間がないとか呟く東京在住者とは違い、この日は爆音と決めうち出来る地方からの来場者の特権です。ちょっと心を決めるだけで、壮大な贅沢が手に入ります。 by 樋口
●ピラニア3D、笑えました!頑張れば泣くことも可能!グロいのに笑わせるのヤメテ!!そして、3Dで爆音は、凄い!!なんか、お腹が空くほど凄い!!

●ピラニア3D! ぐろい しかも3Dメガネかけてるといつもより耳が疲れない不思議 けど空気の響きで身体がびくってなる、周りの人に迷惑なほどに苦笑

●爆音調整「ピラニア3D」これは、、爆音映画なのでは。。。水中の音も、ヨツウチな音楽も、メリハリがあって、シーンが変わるとグッと体がそのシーンに当てはまる感じがした。そしておっぱい。

●ピラニア3Dの調整ちょっとだけお邪魔しました!始終いやあああ!とかうわー!とかいいながらみてたんですが、爆音だからばれないはず♥ビビリさんもぜひ!グロいながらもピラニアたちの食いっぷりはもはや痛快です。 夏にぴったりのBGM(爆音)と飛び出すピラニアを体感できて、かなりおすすめ♥

●『ピラニア3D』、高音がばりばりのファジーな爆音になりました。いつ観ても名作!にくめないバカたちの壮絶な死に様が、見事に祭りになってる。中でもお気に入りは最初の、お尻をかじられて浮き輪の中にすっぽり入っちゃうお姉さん。逆に、死に様が描かれないポルノクルーのすきっ歯は浮かばれない…

ピラニア3D観たら腹減ってきた。ようやくお粥から脱出できるか。by 樋口
●「ラストワルツ」爆音調整に参加。「ラストワルツ」は未来永劫フィルムで爆音上映され、全世界の人びとに見られる必要がある作品だと確信している。二年前の爆音上映で観たときからその気持ちは変わらない。いや、むしろより強くなった。

●『ラストワルツ』観る度に、映画が眠りからさめて再生される瞬間瞬間に立ち会うことの素晴らしさ、みたいなものを感じずにいられない。懐かしさとは違う。その都度、新しくなる感じ。レヴォン・ヘルムとロビー・ロバートソンの目が合ったところで泣けて来た。彼等はそこにいて、ここにもいるのだ、と。

●爆音調整「ラストワルツ」フィルムのノイズがおいしすぎる!ぜひこの音味わってくれ!1曲目「最後の曲です」って始まって、いきなり泣きそうになった。ザ・バンドについて全く知らないし、曲もきいたことないんだけど、このライブをみて「やっぱ音楽好きだー!」と熱くなった。涙我慢しなきゃ良かった

●ラストワルツは最後まで全部みなきゃなあ。調整中のみなさんの顔が本当にいい顔してました。すごく楽しそうだった。これから一体どんなパフォーマンスが待っているのだろう。。全部みなきゃ。

図らずもレヴォン・ヘルム追悼になってしまったラストワルツ。繰り返しの爆音上映により爆音作品として完成された感あり。2年前よりノイズも増えフィルムもいたんだが、それさえ魅力になっている。傷は未来からの贈り物だ。泣きながら見てる。by 樋口
●キル・ビルvol.1 爆音調整! シャキーン シュパッ って音が大音量でリズミカルで心地よかった もはや選曲といい 後半の戦闘シーンが楽しくなってきちゃうという罠 笑 日本刀に白地の着物にカタコト日本語の冷たい美人とかもうかっこよかったですノシ笑

●『キル・ビル1』調整終了!やー、やっぱりすごかったです。爆音で上映される事を想定していたような音!ボリュームを上げれば上げるほどスバラシク楽しい!やっぱりサントラ探そ。欲しい。しかし、いつかタランティーノ本人観に来ないかなぁー。本当に。喜んで樋口さんに抱きついてそうだけどな。

●「キル・ビルvol.1」爆音調整に参加。え、これって9年前の映画なの!という驚きは大量の血糊とむちゃくちゃな選曲センスの彼方へ。まだ僕はオーレン石井の「やっちまいな!」で笑顔になれる。

バウスの爆音上映だと、左右のスピーカーの音が強いので、音の左右への分離かなり気になってしまうのだけど、「キル・ビル」はそれもまた見事にフィットする。なんだろうか、この音の使い方は。いや、スクリーン以上に映画の空間が確実に広がっていることかもしれない。 つまり「キル・ビル」の場合は、視覚が聴覚に刺激を与え、聴覚そのものを変容させているということになる。だからもしかすると、どこまで音量上げても、爆音が適音になるのかもしれない。つまり「キル・ビル」の物語に終わりはないということだ。by 樋口

『シュパ、パシッ、シャキーン、ドン、ガン、ボスッ、ジャバーッ、ズゴン、ガチャン、ジャキーン、ガシガシガシガシ、ボッコーン、ドドドド、グギッ、ジュバババ、パキーン、ピヨヨ〜、キーン、ズブッ、バッシャーン、ドスドスドスドス、プシュッ、てな音が頭の中を駆け巡ります。キル・ビル!爆音が適音』by 樋口
●バウスにて「キル・ビルvol.2」爆音調整に参加。地味ながら1を超える大きい愛のある傑作。公開当時は「地味な映画だなあ」としか思えなかったけど。本当に良質ないい映画。

●きょうはもう売り場のことだけ考えよう それにしても昨夜のキル・ビル2!あんなにおもしろいとは!!これを爆音で見てしまったら普通じゃ見れなくなってしまうよ!!

●爆音調整「キル・ビル2」途中までしか見れなかったけど。。生き埋めシーンが最高!!釘を打つ音、遠くのエンジン音、ユマの息、ユマの泣き声、そして視界真っ暗!な上にお先真っ暗!ああ思い出すだけでもゾクゾクするぜえ!実際箱の中に閉じ込められたら、あのくらいの音の差なんだろな。際立つ爆音。

爆音映画祭『キル・ビル2』調整終了。2、面白い!間伸びと緊張の自由な応酬が、とっても映画だなーと思った。特に、棺桶に入れられて、真っ暗い画面に音だけで釘を打たれるシーンはすごい迫力!ユマ・サーマンと一緒に恐怖と絶望を味わえます。あと、ダリル・ハンナとのファイトシーン最高!
爆音映画祭バウス2でのアナログばか一代の3日間の予定が決まりました。7月1日は「聴き比べ」。アナログとモノラル、各国盤、カートリッジを替えて、などなど、ここでないと聴けないあっと驚く音の変化をお楽しみください。で、4日はモノラルばかり集めて。そして6日はリクエスト大会。

で、どうやってリクエストを募るかというと、1日と4日の来場者の方々にリクエスト用紙を配布します。それに聴きたい曲、ヴァージョンなどなど詳細を書き込んでください。あるいはこの曲の聴き比べ、みたいなことでもOKです。
爆音映画祭もいよいよもうすぐ。そこでいくつかの小ネタをボチボチと露出していきます。まあ、小ネタというほどのことでもないのですが。
映画祭のタイムテーブルを見れば、分かる人にはすぐ分かる、各曜日のちょっとしたテーマが隠されています。
週末はまあ、何となく土曜日のこの時間はこんな感じかねえ、などというかなりアバウトな感覚で決めてしまっているのですが、平日は結構真剣にその日ごとのテーマを決めているんです。
いずれにしても平日の動員は厳しいに決まっているので、こちら側であれこれ考えたりテーマを決めたりする「遊び」を入れないと面白くない、というわけですね。

で、まずは月曜日。
これは一目瞭然だと思います。
ブラッディ・マンデー。
血塗れ月曜日です。
本当はこれに『ピラニア3D』が入れば更に血塗れ度は増したのですが、ただお笑い度も上がってしまうので、月曜日は本気血塗れ。 朝からテンション上げてみてください。
バウスに到着した『仁義なき戦い 広島死闘篇』のプリントは案外奇麗で(そういえば何年か前にニュープリントを作ったのでは?)、音もガツンと行けそうです。
『ゾディアック』は爆音映画祭の第1回目から常に上映候補に挙がるものの様々な理由でギリギリで落選し続けて来た念願の作品。 アメリカの闇の深さを知る、格好の作品と言えると思います。

そして後半の3本、『レディ・アサシン』と『キル・ビル』2作は、女子血塗れ。
女性たちがとことんやります、やられます。
男たちの作り上げた世界を裏側から見事に照射して、男たちの世界のダメさを命がけでひっくり返します。
『レディ・アサシン』は9月公開の『カルロス』の前に是非見ておいてください。
『カルロス』の面白さが倍増すると思います。
あるいは『カルロス』から振り返って『レディ・アサシン』を思い起こすと、その記憶が『カルロス』の世界と重なり合って、それを更に分厚い広がりへと変えていくはずです。
つまり底に流れた血の重さと痛みが私たちの体内へと注入されて、その血によって私たちの身体が膨張する、そんなゾクゾクするような感覚に襲われるはずです。

また、その3本にはマイケル・マドセンが出演、という隠れたポイントも。
まあ、日本にマドセン・ファンがどれだけいるか分からないのですが、そんなちょっとした目配せもありということでお願いします。
●爆音映画祭『炎628』の音調整。この反戦映画、必見です…。まるでその状況に置かれたかのような恐ろしさ、というと『プライベート・ライアン』みたいだけど、それとはまた違う陰惨さと破壊力で見せる映画だった。動物達が死んで、人も殺されて、歴史を逆転させようとする少年の老人のような顔が凄い

●『炎628』爆音調整、参加できてよかったです。視点だけでなく音の聞こえ方も、主人公の少年と一体化していくので、物語に没頭しそうかと思いきや、妙に冷静にさせられてしまうほど、過酷すぎる物語に驚きましたが、終盤の爆音に射抜かれました。

●『炎628』爆音調整終了。とにかく始まって40分くらいのところから爆撃による耳鳴りが始まり、その後は音量というより音圧で世界を包み込む。ロシア音響派と言いたいくらいな音の重ね方で、過酷な物語を更に過酷な場所へと導くわけです。ロシア映画恐るべし。

●『炎628』調整。『僕の村は戦場だった』を想起したりして、やっぱりロシア映画スゲー!と思ったりしていたのだけれども、終盤が……。辛い。虚無が引き起こされる。哀しい。でも、爆音で観る価値は大いにあると思います。映画観た、というか、なんかすごい体験しちゃった感じで。

●炎628の調整でした。ヒミズよりどろんこフィーバー☆だったよね(^∇^)わたしの耳も爆撃くらったようで、まだ耳がキーンとしています。上映終わってもしばらく動けなかった…

●炎268 鑑賞ー みんながいう程私は気持ち悪くなんなかったのは何故でしょう しかし歴史的背景分かるともっと納得できるんだろな あとかなり辛いシーンの連続なのに、こっちが泣きたくはならないんだよ…。 カメラの正面で演技させるの好きな人なんだなと…。
●本日の爆音調整終了。今夜の2本はお得な極上爆音でした。ファンタスティック〜は、もの凄く繊細でバランスがいい、本当に音楽や音を好きな人が作っている音響であることが一発で分かる、洗練の極み。とんでもない音はでないけれど、音の野性と理性がトロトロに溶け合っている。家族でも観られます!

●『ファンタスティックMr.FOX』 の爆音上映が最高にゴージャス!生きていてよかったほんとに。親子爆音。

●爆音調整、ファンタスティックMr.Fox すごくテンポの良い作品ですね。バンジョーのリズムと一緒に愉快に計画実行!!という感じで気持ちよくみれます。ストップモーションアニメの細かさとBGMの軽快さと爆音の大胆さでファンタスティックな仕上がり!!
●爆音調整、エッセンシャル・キリング 主人公の逃げる背中に拍車をかける森の爆音。彼は何を背負っているのか。言葉はいらない!感じろ! 以前はセリフなしのギャロの逃げる演技に圧倒されましたが、爆音では森の音に注目です!野生感増し増し!森おっかない。。。

●「コラモン」後、バウスシアターへ。「エッセンシャル・キリング」爆音調整に途中から参加。ハリウッド的と言っていいスペクタクルな音たちと、微細で繊細な音たち、幽玄な音楽、ノイズが渾然一体となっていながら紛れもなく娯楽映画になってる。その凄さが爆音でさらに倍加。

●エッセンシャル・キリングの爆音調整。この映画、こんなに色んな音がしていたのですね………!!去年の夏にはあまり気付かなかったなあ。

●エッセンシャルは、野性=理性としか言いようのないやり方で、音響が作られている。そうしかなりようのない音がむきだしでそこにあるとしか思えないのだが、それが徹底した思考の果てと同義であるような音。まあ、とにかく凄いんです。来てみてびっくり。スコリモフスキ全作品爆音上映したい。 ああそうそう、ギャロの耳鳴り。格別です。耳鳴り持ちの私が言うのだから間違い無し。テトロとの2本立てはもう、絶対に外せないですよ。炎628も。今回の爆音映画祭、耳鳴り3部作です。