音楽が語る物語
マリー・アントワネット
 上映日時:6/1(月) 12:20 , 6/5(金) 14:30

(C) 2005 I Want Candy LLC.
2006年/123分/アメリカ
提供:東宝東和
監督:ソフィア・コッポラ
脚本:ランス・アコード
撮影:サラ・フラック
音楽監修:ブライアン・レイツェル
出演:キルステン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン ほか
18世紀フランスの王妃の物語に、70年代末から80年代にかけての「ニューウェイヴ」と呼ばれた音楽を流すという大胆な試みは、やはりコッポラ一家の「姫」という血筋の良さゆえか。そしてさらに、スクエアプッシャー、レディオ・デプト、ストロークスなど「その後」の音楽もちりばめつつ、物語は展開する。つまり、かつての物語を現代の音楽で読み替えるという実験が、ここでは行われているのだ。だからまず、それらの音楽が語る物語に耳を傾けることから始めてみたい。崖っぷちゆえに過剰にきらびやかな18世紀フランス王室は、そのとき一体どんな姿に見えてくるだろう。