5/21(木)15:30 〜
ベルリン・アレクサンダー広場
〈第14話(エピローグ)〉
1979~80年│西ドイツ、イタリア│112分│BD
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー/原作:アルフレート・デーブリーン/出演:ギュンター・ランプレヒト、ハンナ・シグラ/作品提供:株式会社アイ・ヴィー・シー
戦争、失業、犯罪の増加、ファシズムの台頭…。1920年代末の不穏なベルリンを舞台に、“普通”になりたかった男、フランツ・ビーバーコップが辿る受難に満ちた物語。全14話15時間の超大作のうち、最終話(第14話・エピローグ)を爆音にて上映。
※上映前に樋口泰人氏によるトークあり
5/21(木)18:30 〜
ポンヌフの恋人 ※リマスター版
1991年│フランス│125分│BD
監督:レオス・カラックス/出演:ドニ・ラヴァン、ジュリエット・ビノシュ/配給:合同会社是空
パリのセーヌ川にかかるポンヌフを主要な舞台に、天涯孤独の青年と不治の眼病におかされ絶望の淵にいる女子画学生の狂おしい愛の物語。『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』の鬼才カラックス監督による《アレックス青春3部作》の完結編。今回は監督立会いのもと、HDリマスターされたヴァージョンを上映。
5/22(金)15:30 〜
ピンク・フロイド/ザ・ウォール
1982年│イギリス│95分│35ミリ
監督:アラン・パーカー/出演:ボブ・ゲルドフ/音楽:ピンク・フロイド/作品提供:アダンソニア
ブリティッシュ・ロック・グループ“ピンク・フロイド”の大ヒットアルバム『ザ・ウォール』の映像化を試みた異色作。身勝手な大人の中で、ロック・ミュージシャンとして成長した主人公は、ドラッグと妄想をさまよいながら、やがて狂気へと取り付かれていく。
5/22(金)18:30 〜
ロッキー・ホラー・ショー
1975年│イギリス│99分│BD
監督:ジム・シャーマン/出演:ティム・カリー、スーザン・サランドン、バリー・ボストウィック、リチャード・オブライエン/配給:RESPECT
ロンドンで生まれ大ヒットしたホラー・ミュージカルの映画化。グラム・ロックのゴージャスでセクシャルな世界に、B級ホラーやSF映画へのオマージュを織り交ぜたポップさとブラックユーモアが同居する不思議な映像世界に引き込まれる。


気が付くと映画を取り巻く状況は、製作、上映共に大きく変わりました。そしてさらに大きく変わってゆくことでしょう。あらゆるものが不確定で、多くの混乱と不安が渦巻いています。ただ、その中で小さな希望も生まれているようにも思えます。

今年から神戸とは開催時期をずらして京都での単独開催となった「爆音映画祭in京都」では、映画や世界の混乱や不安や絶望の中で生まれた「希望の種」と言ってみたくなるような映画を上映します。
新しい映画ではなく古い映画ですが、その古さの中の新しさと映画の自由を体感していただけたら。私たちがいかに誰かに定められたシステムにとらわれてしまっているか、それらの映画を観るとはっきりとわかるのではないかと思います。そしてそれらが示す「自由」を、ここで再度私たちの身体に染み込ませたい。そんな思いを込めての上映となります。

その中の『ベルリン・アレクサンダー広場』は、全14話で約15時間にも及ぶ大長編。爆音ではその最終章を上映しますが、13話まではクローバーホールにて通常音量で事前に上映します。こちらもまた、その時間の長さに込められた混沌とともにご鑑賞ください。

樋口泰人(boid主宰・爆音プロデューサー)

日程:
5/21(木)、22(金)
会場:
同志社大学寒梅館ハーディーホール(京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103)
主催:
boid 同志社大学今出川校地学生支援課 同志社大学図書館
協力:
株式会社アイ・ヴィー・シー、合同会社是空、アダンソニア、RESPECT
機材協力:
モノリス
料金:
一般1300円、Hardience会員・学生1000円
同志社大学学生・教職員(同志社内諸学校を含む)は無料
INFO:
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5月12日(火)12:30 開場
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5月19日(火)13:00開場
第8~13話上映

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